個人でベンチャー投資をするのは魅力的なの?スタートアップ投資やベンチャーキャピタルへの投資をするときに考えたいこと。

ベンチャー企業のフェーズ

グロース株投資はこの10年で隆盛を極めています。

将来市場を席巻するような企業に早い段階から投資してソフトバンクの孫さんのように大きく儲けたいという考えを持っている投資家の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そのような方はベンチャー投資を志す方が多いと思います。既に上場しているベンチャー企業に投資する方もいれば、まだ未上場の企業に投資したいという方もいらしゃると思います。

本日はあらゆるベンチャー株投資の手法について注意点を踏まえて考えるべき点についてお伝えしていきたいと思います。

 

上場しているベンチャー企業に投資する際に考えること

一言にベンチャー企業といっても、様々なフェーズが存在します。

 

  • Seed/Early:企画フェーズ
  • Middle:開発・投資フェーズ
  • Later:規模拡大フェーズ
  • Mothers:上場後拡大フェーズ

 

ベンチャー企業のフェーズ

上場しているベンチャー企業は既に成功を収めているベンチャー企業なのです。Seedのような段階から投資できている株主に比べると当然リターンは低くなります。

 

しかし、かといって諦めるのは早いです。テンバガーといわれるような10倍を超える株の多くは時価総額100億円未満の超小型株から輩出されます。

しっかりと利益を毎年急激に伸ばしており、創業社長が牽引している企業は大化けする可能性があります。

 

大化けする可能性がある反面、期待に添えない決算を発表すると株価が急落する可能性も高いのです。ベンチャー株投資はハイリスクハイリターン投資として考えた方が良いでしょう。

相当な選球眼と経験を持って臨まないと逆に大きな損失を被る可能性があるのです。

未上場株への投資は難しい

上場していない未上場株へ投資をしたいという方も多いでしょう。

未上場株に投資して上場することで大きなリターンを獲得することができますからね。しかし、未上場株投資には二つの障壁があります。

そもそも投資するのが難しい

ベンチャーを立ち上げる経営者はそもそも何故リスクをとって会社を立ち上げるのでしょうか?

答えは簡単です。

最終的には会社を上場したり大手企業に売却することで大きなリターンを獲得するためです。そのためには創業者はできる限り多くの株を保有していなければいけません。

 

では経営者がその重要な株式を渡す場合とはどのような場合でしょうか?

一つは資金調達する際にベンチャーキャピタルから資金を調達するために株式を譲渡する場合があります。事業を拡大するためには資金が必要です。

そのためにはベンチャーキャピタルに貴重な株式を受け渡すこともあるのです。

 

二つ目は事業拡大のために必要な人材を確保する時にストックオプションとして株を渡す場合があります。

ベンチャー企業なので資金が豊富でないため高い給与を支払うことができません。そのため、優秀な人材を集めるためにはインセンティブとして株を渡すことは頻繁にあります。

 

創業者の立場になると至極当然のことですが、上場や売却によって得られる莫大な利益の果実である株式を渡したくはないのです。

上場か売却できる可能性は低い

そもそも投資をすることが不可能ですが、仮に投資をしたとしても上手くいく可能性が著しく低いことも頭に入れておかなければいけません。

未上場企業に投資をした場合の出口戦略として上場か大企業への売却があります。この二つが実現できれば大きな利益を獲得できます。しかし、その確率が著しく低いのです。

 

以下は日本の法人数ですが上場しているのは僅か3500社で、未上場企業は240万社も存在しているのです。約99.9%が未上場企業なのです。

 

日本の非常に多い上場企業数

 

中には売却が成功しているベンチャーもありますが、未上場企業が大きなリターンを叩き出すのは難しいのです。

上場や売却ができない場合は価値がなくなってしまう可能性もあります。最悪価値が0になることも十分に考えなければいけません。

超ハイリスク超ハイリターン投資なのです。

ベンチャーキャピタルに投資するのは魅力的?

ベンチャーの見分け方がわからないという人や投資する手段を持たない人はベンチャーキャピタルへの投資を考えている人もいると思います。

ベンチャーキャピタルは未上場企業にも資金を投資していますし、分散投資しているので個人でベンチャー投資をするよりリスクを抑えることができます。

 

日本の代表的なベンチャーキャピタルとしてJAFCOがあります。JAFCOは上場しているので個人投資家でも投資を行うことができます。

ただ、JAFCOの業績は以下の通り不安定で伸び盛りというわけではありません。ベンチャー企業に分散投資をしているので、リスクは抑えられていますがトータルでみると不安定でなおかつ業績も芳しくないという中途半端な結果になってしまっています。

 

jafco業績
決算期 売上高 営業利益 当期利益
2007/03 50,434 13,666 9,465
2008/03 67,937 12,813 7,684
2009/03 21,432 -9,360 -16,965
2010/03 16,667 -4,965 -2,175
2011/03 15,143 2,847 2,329
2012/03 19,804 2,086 6,106
2013/03 22,072 8,007 6,583
2014/03 44,890 27,302 17,292
2015/03 61,945 38,419 27,707
2016/03 41,155 19,226 17,018
2017/03 27,857 12,324 11,073
2018/03 29,470 14,252 24,235
2019/03 25,878 12,239 10,162
2020/03 29,855 14,970 11,839

 

以下は各年度の上場と売却損益の推移ですが、ご覧いただければわかる通り全く見通すことが不可能な状況です。

 

ジャフコの上場益と売却益

 

株価も業績を反映して非常に読みにくいものとなっています。

 

ジャフコの株価推移

あえて、不透明性の高いベンチャーキャピタルへの投資をする旨味はないということができるでしょう。

まとめ

一言にベンチャー投資といっても上場ベンチャーと未上場ベンチャーへの投資に大別されます。

未上場ベンチャーへの投資はそもそも投資することが困難であることに加えて、低い期待値に資金を別途することになります。余程の確信がない限りは非常に危険な投資でもあるのです。

また、ベンチャー投資を中心的な事業としているベンチャーキャピタルへの投資は不透明感が強く投資対象として魅力的とはいえません。

敢えてベンチャー投資を行うのであれば時価総額が100億円未満の中から事業の拡大が見込める銘柄を見極めて投資をすることで高いリターンを獲得する手法が有効です。

ただ、当然未来のことはわかりません。見通しが外れれば逆に株価が急落する危険性も十分備えています。

 

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