評判のVWOとEEMを比較!新興国インデックスETFはおすすめできるのか?構成国からわかりやすく分析する!

VWOの国別構成比率

新興国株に投資をする場合にまず最初に考えるのが新興国の株式市場全体に投資をするということではないでしょうか?

新興国が魅力的とわかっていても、結局どの銘柄が魅力的なのか?

という点までは分かりませんからね。

 

そのような方がまず出会うインデックスとしてVWOやEEMといったものがあります。

本日はVWOやEEMといった新興国のインデックス投資がおすすめできるものなのか?

という点についてお伝えしていきたいと思います。

【VWO】バンガード社の代表的新興国インデックスETF

まずバンガード社が運用しているバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)について見ていきたいと思います。

VWOが連動するインデックスとは?手数料は?

ETFは連動を目指すインデックスが存在しています。

VWOの場合、連動を目指すインデックスは「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス」です。

同インデックスは新興国の株式をTOPIXのような時価総額順に組み入れた時価総額加重平均指数です。同インデックスのデータを列挙すると以下の通りです。

 

構成銘柄数 4239銘柄
収益成長率 13.0%
PER 18.0倍
ROE 15.8%

 

手数料率は年率0.1%とVOOやVTIの0.03%と比べると若干高いですが、十分低コストですね。100万円投資しても年間手数料はたったの1000円なのですから。

VWOの国別構成比率-中国・台湾偏重の構成比率-

以下がVWOの国別構成比率の表です。

ご覧いただければ分かる通り、中国と台湾だけで約60%を占めるという状況になっています。更にブラジル、南アフリカ、ロシアといった低迷する国を組み入れると全体で80%近い比率になります。

VWOの国別構成比率

参照:Vanguard資料を元に管理人作成

 

組入比率
中国 40.7%
台湾
18.3%
インド 11.8%
ブラジル 5.4%
南アフリカ 4.3%
サウジアラビア 3.3%
ロシア 2.7%
タイ 2.5%
メキシコ 2.1%
マレイシア 2.0%
インドネシア 1.4%
その他 5.5%

 

新興国とはいえ、時価総額加重平均指数なので、既にある程度株式市場が成長しきっている国の比率が大きくなるのです。

以下でお伝えする通り2021年からは再び中国の時代が来ると考えています。中国が大きな割合を占めているのは非常にポジティブな点です。

 

今、飛翔を始める中国株式市場の魅力を徹底解説!

 

中国のテックジャイアントを始めとした巨大企業が上位を占める

以下はVWOの2021年5月時点の構成上位銘柄です。

10社中7社が中国企業で、上位2社はアリババ、テンセントといった中国巨大ハイテク企業(テックジャイアント)で構成されています。

 

順位 銘柄
セクター
1 Taiwan Semiconductor Manufacturing
台湾セミコンダクター
台湾
製造
半導体製造
2 Tencent Holdings Ltd.
テンセント
中国
ハイテク
テックジャイアント
3 Alibaba Group Holding Ltd
アリババ
中国
ハイテク
テックジャイアント
4 Meituan Dianping
美団点評
中国
サービスセクター
口コミサイト
5 Naspers Ltd.
ナスパーズ
南アフリカ
情報通信セクター
メディア通信業
6 Reliance Industries Ltd.
リライアンス
インド
エネルギーセクター
石油・ガス開発
7 China Construction Bank Corp.
中国建設銀行
中国
銀行セクター
8 Ping An Insurance Group Co.
中国平安保険
中国
金融セクター
保険
9 JD.com Inc.
京東商城
中国
一般消費財
ECサイト運営
10 Vale
バーレ
ブラジル
資源(鉄鉱石)

純資産総額に占める上位10銘柄の割合 24.7 %

 

ちなみに同じくテックジャイアントの百度(バイドゥ)が入っていませんが、これはADRとして米国株市場に上場していないことが起因していると考えられます。

 

中国は今後もハイテク産業に大きな投資を拡大していくことを明言しており、今後の更なる発展が期待されています。

 

高技術産業投資の成長率

 

VWOのリターンを比較

では肝心なリターンを見ていきたいと思います。

以下はVWOと全世界株のリターンを表す同じくバンガード社運営のVTとS&P500指数の値動きの比較です。

 

新興国(VWO):青色
全世界(VT):赤色
S&P500:橙色

VWOとS&P500とVTのチャートの比較
年率リターン リスク 最大
リターン
最大
損失
VWO 3.55% 18.04% 31.48% ▲18.76%
VT 10.01% 14.16% 26.82% ▲9.76%
S&P500 14.59% 13.41% 32.39% ▲4.50%

 

リーマンショック以降、中国が60兆円の財政支出をおこなったことでいち早く立ち直り、一時的に新興国の時代が訪れました。

しかし、そのあとは長続きせず結局2011年の水準を10年間続けるという低いリターンに終始してしまっています。

 

しかし、その間も新興国の経済は先進国を大きく上回る水準で成長し続けています。

にも関わらず株価が低迷しているということは非常に割安な水準になっているということを意味しています。まさに今からは新興国の時代が再び訪れるということができるでしょう。

その中でも、より魅力的な国に集中的に投資をすることで大きなリターンを見込むことができます。以下でさらに高いリターンが見込めるファンドをランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

 

新興国おすすめ投資先ランキング

【EEM】i Shares社の代表的新興国インデックスETF

続いてEEMについて見ていきましょう。EEMの正式名称はiShares MSCI Emerging Markets ETFとなります。

EEMが連動するインデックスとは?手数料は?

EEMが連動を目指すインデックスはMSCIエマージング・マーケッツ・インデックスです。

MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスも時価総額加重平均指数です。

先ほどのVWOが連動を目指すFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックスとは組み入れ構成国に韓国を組み入れるかどうかという若干の差が存在します。

 

構成銘柄数 1202銘柄
収益成長率 13.9%
PER 19.29倍
ROE 16.3%

参照:iShares

構成銘柄数がVWOが4059銘柄であったことを考えると、EEMは少なく大型、中型銘柄中心で組み入れていることがわかります。

EEMの手数料は0.68%とインデックス投信としては高い水準で、VWOの0.1%と比較すると大きく見劣りします。

VWOの国別構成比率-中国・韓国・台湾で60%-

以下はEEMの国別構成比率ですが、VWOと比べて韓国が3位にランクインした以外は順位は全て同じです。

EEMの構成比率

参照:BlackRockのHPを元に管理人作成

構成比率
中国 37.27%
台湾 13.57%
韓国 13.25%
インド 9.8%
ブラジル 4.93%
南アフリカ 3.85%
ロシア 3.22%
サウジアラビア 2.83%
メキシコ 1.84%
タイ 1.77%
その他 7.67%

 

EEMの構成上位銘柄

では構成上位銘柄について見ていきましょう。

 

順位 銘柄
セクター
1 Taiwan Semiconductor Manufacturing
台湾セミコンダクター
台湾
製造
半導体製造
2 Tencent Holdings Ltd.
テンセント
中国
ハイテク
テックジャイアント
3 Alibaba Group Holding Ltd
アリババ
中国
ハイテク
テックジャイアント
4 Samsung
サムスン
韓国
ハイテク
総合テック
5 Meituan Dianping
美団点評
中国
サービスセクター
口コミサイト
6 Naspers Ltd.
ナスパーズ
南アフリカ
情報通信セクター
メディア通信業
7 Vale
バーレ
ブラジル
資源(鉄鉱石)
8 Reliance Industries Ltd.
リライアンス
インド
エネルギーセクター
石油・ガス開発
9 China Construction Bank Corp.
中国建設銀行
中国
銀行セクター
10 JD.com Inc.
京東商城
中国
一般消費財
ECサイト運営

純資産総額に占める上位10銘柄の割合 27.15 %

 

4位にサムスンが入ったこと以外はVWOと殆ど同じ順位構成になっています。またトップ10位銘柄の割合は殆どVWOと同じになっています。

EEMの成績をVWOと比較

以下はVWO(青)EEM(赤)の比較チャートです。

ほとんど遜色ない成績となっていますが、若干VWOの方が良い成績となっていますね。

 

EEMとVWOのチャートを比較
2006年- 年率
リターン
リスク 最大
リターン
最大
損失
VWO  6.29% 21.88% 76.28% ▲52.49%
EEM 6.04% 22.13% 68.93% ▲48.88%

 

両者とも値動きを表すリスクが高いにも関わらずリターンが低く、軟調な成績といわざるを得ません。

ただ、逆にいうと今後新興国株は大きなリターンを見込むことができるということの裏返しともいます。

VWOとEEMの比較まとめ

VWOとEEMを総括するとVWOの方が構成銘柄数、手数料、リターンの面で魅力が高いという結果になります。

VWO EEM
構成国 中国
台湾
合計50%
中国
台湾
韓国
合計60%
構成銘柄数 約4000
小型株効果
得やすい
約1200
手数料 0.1% 0.68%
リターン 殆ど同じだが
VWOの方が若干高い
ただどちらも
リスクが高い

 

本当に魅力的な新興国投資とは?

今までVWOとEEMについて比較してきました。

若干VWOの方が良い結果になりましたが、そもそも新興国のインデックス投資には問題点があります。

 

百度が組み入れられていないことから分かる通り、米国株市場に上場されているADRを中心に組み入れられており、全ての銘柄が組み入れられていないという問題点もあります。

インドのセンセックス指数に連動するETFがないことから分かる通り、ADRだけでは本当の新興国の株式市場に連動するパフォーマンスは得られないのです。

 

新興国株式投資を行うのであれば、魅力的な国の魅力的な銘柄に厳選投資をするのが一番です。そのような観点から最も魅力的なのは中国です。

中国は超大国に成り上がるという局面で依然として急成長しているにも関わらず、株価だけが割安に放置されています。

以下で、中国が何故2021年の今から魅力的なのか?

中国に投資する上で魅力的なファンドであるオリエントマネジメントとはどのようなファンドなのか?

という点を中心にお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

 

オリエントマネジメントの詳細

 

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参考にして頂ければと思います!

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